第3話:食べられないやつ

今日は、コハネとレンチ側の第3話の観測を行った。

今回作りたかったのは、ただ二人が森で何かを拾う絵ではない。
キノコを探していたコハネが、木の根元や湿った地面に紛れた謎のパーツを見つける場面。

コハネは、それが何なのか分かっていない。
レンチは、ただの石ではなく、何かの装置から外れた部品かもしれないと気づく。

つまり今回の絵は、
「食べられそうなものを探していたら、食べられないものを見つけた。」
という、第3話の入口を1枚にまとめるためのものだった。

今回の観測対象

この話では、森の探索が少しだけ先へ進む。

前回までの主役は、まだ森そのものだった。
自然物なのか人工物なのか分からない違和感が、足元に少し混ざっているだけ。

今回は、その違和感へ二人の意識が初めて向く。

  • コハネが変なキノコを見つける
  • レンチが食べないように止める
  • その近くに、黒い人工石のような破片が埋もれている
  • コハネが先に見つける
  • レンチが部品として観察する

謎パーツは、後にレンチの帆布作業バッグへ取り付けられる反応石になる。

ただし、この時点ではまだ重要な道具として見せすぎない。
光らせない。
鍵にも、宝石にも、特別な遺物にも見せすぎない。

自然の中に落ちていた、少し変な破片。
まずはその程度に留める必要があった。

今回の絵では、
コハネが見つける役。レンチが部品として見る役。
という二人の関係を、キノコ探しから謎パーツ発見までの流れとして見せることを狙った。

生成前の除染

今回も、生成前に描かせないものを先に整理した。

  • 文字を入れない
  • ブログ名や説明文を入れない
  • 鳥、鶏、ひよこ、足跡マークを勝手に足さない
  • 歯車を大量に置かない
  • 施設本体を大きく見せない
  • 大型ケーブルや保守橋を主役にしない
  • 機械遺跡の森にしない
  • 装飾過多なスチームパンクにしない
  • 爆発、崩壊、戦闘、ホラー演出にしない
  • コハネを登山家や冒険者にしない
  • レンチを工具棚や親方装備にしない
  • 反応石を歯車や宝石へ変えない
  • 反応石を発光させない
  • 反応石を巨大な遺物にしない
  • バッジ加工後の金具を先に付けない

今回の合言葉はこれ。

まだ光らない。まだ鍵ではない。
コハネが見つける。レンチが部品として見る。

また、修正では一度に多くを変えないことにした。

人物、森、キノコ、反応石。
すべてを同時に直そうとすると、良かった部分まで変わる。

そのため今回は、生成ごとに主目的を一つに絞り、残す部分も明確にする方針で進めた。

1枚目の観測

1枚目は、人物と森の雰囲気がかなり良かった。

コハネは前のめりに地面へ手を伸ばし、レンチは少し後ろから身をかがめて見ている。
二人の距離感も自然で、
コハネが見つけ、レンチが気づく。
という関係は一目で伝わった。

キノコも木の根元に入り、湿った森の空気もよく出ている。

ただし、反応石が大きすぎた。

地面から取り出せる小さな壁モジュール片ではなく、最初から重要だと分かる大型遺物に近い。
さらに赤い部分が発光していた。

第4話で初めて一瞬だけ反応する予定なので、第3話で光ってしまうと伏線の順番が変わってしまう。

背景にも機械設備がやや多く、まだ森の探索段階であることを考えると、施設側の気配が少し強かった。

人物と構図は良い。
次は、反応石の大きさと埋まり方を中心に修正することにした。

2枚目の観測

2枚目では、反応石が小さくなり、地面へ半分埋もれた状態になった。

これによって、木の根元や苔の中に紛れていた異物を偶然見つけた、という場面がかなり自然になった。

キノコも反応石の近くにあり、
キノコ探しの途中で別のものへ気づいた流れも分かりやすい。

人物の顔や衣装も安定しており、コハネとレンチが同じ対象を見ていることも伝わった。

ただし、赤い部分はまだ発光していた。
見つけた時点で反応しているように見えるため、設定上はまだ早い。

また、背景には小屋、焚火、魚焼きがはっきり入り、第1話の初日サバイバルへ少し戻った印象もあった。

それでも、今回の主目的だった反応石の小型化と半埋まり化は成功した。

次は人物と構図をなるべく維持し、
反応石を非発光へ寄せること
を主目的にした。

3枚目の観測

3枚目では、反応石の発光がかなり抑えられた。

地面に半分埋まり、黒い人工石のような破片として森の中へ馴染んでいる。
赤い部分は薄桃色の素材として残っているが、光源として周囲を照らす状態ではない。

さらに、キノコの存在感も強くなった。

これによって、今回の
「キノコ探しと謎パーツ」
という二つの要素が、同じ画面内へ自然に入った。

ただし、コハネが明確に指しているのはキノコだった。
反応石は画面内に存在しているものの、二人がそれを発見した瞬間というより、まだ偶然そばにある物にも見える。

第3話の役割を考えると、重要なのはキノコだけではない。
コハネが先に反応石へ気づき、レンチも同じ方向を見る必要がある。

背景、人物、キノコ、非発光の反応石はかなり良かった。
次はその良さを維持し、
コハネの視線と指先だけを反応石へつなげる
ことにした。

4枚目の観測と採用

4枚目で、今回の採用候補が決まった。

コハネの視線と指先は、地面に半分埋もれた反応石へ向いている。
レンチも同じ対象を見ており、少し考え込むような姿勢で観察している。

これによって、
コハネが見つける。レンチが部品として見る。
という第3話の役割が、最も分かりやすくまとまった。

左側には変なキノコが残っている。
キノコ探しの途中だったことも、画面から消えていない。

反応石は発光していない。
地面から少しだけ顔を出し、自然物ではない形を見せている。

形はやや整っており、サイズも理想より少し大きい。
コハネの袖には小さなワッペン風の模様が入り、地面についた手の指にも軽い違和感がある。

背景には小屋と焚火の気配も残った。

ただし、どれも今回の物語を壊すほどではない。

ここから5枚目を使って反応石だけをさらに小さくしようとすると、コハネの視線、指先、レンチの姿勢、二人の距離感、キノコの配置まで崩れる可能性がある。

今回は、すでに採用条件を満たしていた。

そのため、4枚目を採用候補として終了した。
最大5回の予定だったが、5枚目は使用しなかった。

「もっと良くなるかも」だけで最後の1回を使わず、明確な欠点がない段階で止まる。
今回の生成では、その終了判断も観測結果の一つになった。

採用理由

今回の採用理由は、主に3つ。

1. コハネが謎パーツを見つけたことが分かる

コハネは反応石へ指を向け、視線も同じ場所へ向いている。

ただ画面内に反応石があるだけではない。
コハネが先にそれを見つけたことが、絵の中で読める。

第一章では、重要な入口をコハネが見つける。

船を見つける。
森の違和感を見つける。
そして今回は、後に施設へつながる破片を見つける。

その流れを崩さずに描けた。

2. レンチが部品として確認する側に見える

レンチはコハネの隣で、同じ反応石を見ている。

前へ飛び出すのではなく、少し考えるように観察している。
ただの石ではない。
何かの装置から外れたものかもしれない。

コハネが形や違和感を見つけ、レンチが機械部品として意味を考える。

二人の役割分担が、今回も自然に読める。

3. キノコ探しと反応石発見を1枚にまとめられた

画面左には変なキノコがあり、中央には反応石がある。

キノコだけの絵でもない。
反応石だけを見つける絵でもない。

食べられそうなものを探していたら、食べられないものを見つけた。

第3話の少し軽い始まりと、後半へつながる伏線を、同じ1枚へ圧縮できた。

今回の終了判断

今回は4枚で終了した。

5枚目を使わなかった理由は以下。

  • コハネの視線と指先が反応石へ向いている
  • レンチも同じ対象を見ている
  • キノコ探しの要素が残っている
  • 反応石が非発光になっている
  • 森の湿度感と人物の距離感が安定している
  • 絶対NGに当たる大きな混入がない
  • 残った問題が致命傷ではない
  • 追加生成で、すでに良い部分が崩れる可能性の方が高い

反応石をもう少し小さくできる可能性はあった。

ただし、それは
「直さなければ使えない欠点」
ではなく、
「もっと良くなるかもしれない点」
だった。

今回は、その違いを見極めて終了した。

次回へのメモ

次は、拾った反応石をレンチが確認し、失くさないために加工する流れへ進む。

コハネは、反応石を見てレンチに似合いそうだと言う。
レンチは部品だと返す。

髪につける案は断り、手元にあるクリップや金具を使って、帆布作業バッグの前面へ仮留めする。

ここで重要なのは、反応石そのものの形を変えすぎないこと。

拾った時の黒い壁モジュール片へ、背面金具を追加する。
装飾品として作り直すのではなく、失くさないために持ち歩ける形へする。

そして次の話では、その反応石が一瞬だけ反応する。

今回は、まだ光らない。
まだ正体も分からない。

ただ、コハネが見つけ、レンチが拾った。

観測は続く。
ところにより、誤作動。

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